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UPDATE 2023-12-05
京の「匠」ふれあい事業
例年、京都市様よりご依頼をいただき実施しております、京都市立小学校の生徒さんと京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業になります。
先週の11月28日(火)に京都市立神川小学校さんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは4年生の皆さんです。
扇子の歴史についてのお話からはじまり、平安時代の日本で生まれた扇子が世界へと広がったこと、様々な場面で用いられその種類は夏にあおぐ夏扇子だけではないこと、日本人のこころや気持ちを表す道具としても用いられていることなど、たくさん学んでいただきました。
実際の体験でも、空差しに挑戦することで扇子の仕組みを知り、また職人さんの手仕事の実演を見学することでその技術の高さや様々な工程があることなどを実感していただけたかと思います。
神川小学校の4年生の皆さん、先生方、貴重なお時間の中で体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
今回もおひとり一本ずつ、世界に1本だけのオリジナル京扇子を作っていただきました。また来年の暑い時期にお使いいただくのはもちろん、ぜひお正月などのハレの挨拶の席でそっと手元へ置いていただいて、今回学んだ “こころを表す使い方” を実践してみて下さい。きっとその気持ちは相手の方へ伝わると思います。相手を思いやる日本人の文化を、この先も扇子とともに持ち続けていただければ何より幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-11-08
京の匠の技を知る!伝統工芸体験
前回より続きまして、今年度第2回目の京都市内の児童と京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業となります。
10月28日(土)、本願寺ウィスタリアガーデンさんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは本願寺ウィスタリアガーデンさんの児童と保護者の皆様です。
扇子についてのお話から始まり、日本で生まれた扇子はやがて中国へ渡り世界へと広がっていったこと・扇子は古くから日本人の生活や文化・芸能に取り入れられ、様々な場面で重要な役割を果たしていることなど学んでいただきました。扇子の附け体験でも、お一人おひとりの様子を拝見しながらサポートさせていただき、扇子の仕組みについて詳しくおわかりいただけたかと思います。
職人さんの仕上げと並行して投扇興も体験していただき、普段はあまり見られないお座敷遊びを順番にたのしんでいただけました。点数を数えながら高得点を目指して何度も挑戦する姿にこちらも応援に力が入りました(笑)
本願寺ウィスタリアガーデンの皆様、この度は体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
皆様にオリジナルの絵を描いていただき、お店には置いていない世界にひとつだけの扇子が出来上がりました。暑い時期に涼をとるのはもちろん、描いた絵を眺めながら今回の体験をたのしかった思い出として振り返っていただければ何よりうれしいです。時節柄、皆様どうぞご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-10-18
京都の伝統産業のPRや販路開拓を図るため「しまだいギャラリー」において、第21回みやこの粋 京の技展(展示・販売・実演会)が開催されます。
長い歳月を経て培われてきた京都の工芸職人の技や工芸品の魅力を身近に感じてもらえるよう、京ならではの伝統工芸品を展示・販売・実演します。(京都伝統工芸協議会HP お知らせより抜粋)
当組合からは、株式会社大西京扇堂さん・株式会社おく井さん 以上の2社が出展されます。
開催期間:令和5年10月21日(土)~22日(日)
会場:しまだいギャラリー(京都市中京区御池通東洞院西北角)
主催:京都伝統工芸協議会
共催:京都府中小企業団体中央会
後援:京都府、京都市、NHK京都放送局、京都新聞、KBS京都、エフエム京都
【入場無料】
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-10-18
―京都府伝統産業優秀技術者作品展―
―京の若手職人「京もの認定工芸士」作品展―
「京の名工展」は、優れた技術を有する伝統工芸の職人として厳しい審査を経て選ばれ、京都府知事から表彰された「京の名工」の手による最高峰の伝統工芸品が一堂に会する展覧会です。「京の名工」が集まり発足した「京都府匠会」と京都府の共催により、昭和46年から開催される歴史ある展覧会であり、京都の秋を彩る恒例行事となっています。
また、次代を担う若手職人として京都府知事が認定した「京もの認定工芸士」の作品展も同時開催します。伝統の技術と若い感性が生み出す伝統工芸品もお楽しみください。(京都府HP 令和5年度京の名工展解説文より抜粋)
当組合及び扇子業界からは、嶋田重吉氏・木田雅之氏・野田彪蔵氏・米原康人氏・堀美由紀氏 以上の5名が出展されております。
開催期間:令和5年10月18日(水)~22日(日)
会場:京都府京都文化博物館 5階展示室
主催:京都府・京都府匠会
後援:京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、産経新聞社京都総局、日本経済新聞社京都支社、NHK京都放送局、KBS京都、エフエム京都
【入場無料】
※一部展示作品につきまして、写真撮影禁止の作品がございますのでご注意下さい。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-10-18
京の匠の技を知る!伝統工芸体験
今年度も京都伝統産業交流センター様からご依頼をお受けし、京都市内の児童と京都の伝統産業に携わる伝統工芸士や若手従事者との伝統工芸体験事業がはじまりました。
第1回目として、先月の9月30日(土)に社会福祉法人衆善会 和敬学園さんへ訪問させていただきました。
小学生の児童さんお二人と職員の先生の合わせて3名で、アットホームな雰囲気のなか体験事業をさせていただきました。京扇子についてのお話や附けの体験もじっくりとたのしんでいただけたかと思います。最後に仕立てあがると、自分で描いた絵が扇面になっていますので世界に一本だけの特別な扇子として喜びつつ「プレゼントにする!」と笑顔を見せてくれたことが何より嬉しかったです。
少人数での開催だったので、附けの体験後に投扇興にもチャレンジしていただきました。扇子を蝶(的)に当てるお座敷遊びの一つでなかなか難しいのですが、すぐにコツをつかんで高得点も出るなど大盛況でした☆
和敬学園の皆様、この度は体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
朝晩と日中の寒暖差が大きい日が増えて、どんどんと秋が深まってまいりました。猛暑日や真夏日はなくなりましたが、また来年暑くなってきましたらぜひ扇子から生まれる涼やかな風を感じて下さい。そして今回の体験事業のことも思い出していただければ幸いです。時節柄、皆様どうぞご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-06-23
第49期通常総会・令和4年度組合関係表彰を祝う会
令和5年6月22日(木) からすま京都ホテルにて
京都扇子団扇商工協同組合 第49期通常総会・令和4年度組合関係表彰を祝う会を開催致しました。
ここ数年はコロナ禍ということで対面での総会や各会合は叶わずでしたが、コロナの分類や規制の問題もクリアされましたので、例年通りの形で総会議事進行が執り行われました。
議長に伊藤友隆様をお迎えし、予定しておりました各議案の承認を諮り、滞りなくご承認いただき閉会と至りました。通常総会後には令和5年度第1回理事会を催し、令和5年度からの新理事長に引き続き南忠政現理事長が続投する旨が決定致しました。
引き続き、令和4年度に伝統工芸業務功労者として【瑞宝単光章勲章】を叙勲されました米原伸治様と【伝統的工芸品産業功労者等経済産業大臣表彰 功労賞】を受賞されました伊藤友隆様をお祝いする会を開催致しました。残念ながら米原伸治様はご欠席でしたが、伝統工芸業界の明るいニュースとして、組合全体でお祝いさせていただきました。
お二方におかれましては、これまでの功績に改めて深謝申し上げますとともに、これからも伝統工芸業界の振興と発展により一層お力添え賜りますようお願い申し上げます。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-04-24
昨年度から始まり今年で2回目となります、京都扇子団扇商工協同組合によります『恋の日、扇の日フェア』を令和5年4月28日(金)から5月7日(日)まで開催致します。
平安王朝の時代、5月1日(旧暦4月1日)は宮中で『給扇の儀』が執り行われる日でした。
それは夏の到来に備え、帝から内侍に柳筥に納めた夏扇を賜るというものでした。
また日本文学の代表的 “恋” 物語として紫式部の『源氏物語』があり、愛し合う男女が互いの扇を贈り合い、将来を約束する文化が描かれております。
このような由来を元に、当組合にて平成2年に5月1日を「恋の日、扇子・うちわの日」として制定致しました。
大切な人へ扇子に気持ちを込めて贈りあう文化があることを皆様に広く知っていただこうという企画です。今年度もフェアの参加店舗にて、普段よりもお得に扇子をお買い求めいただけます。母の日に向けて、日頃の感謝の気持ちを扇子と共にお伝えされるのもおすすめです。
※フェアの期間・内容や対象商品などは各参加店舗で異なります。詳細は各参加店舗の店頭やホームページ・SNSなどにてご確認下さい。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2023-03-14
京の「匠」ふれあい事業
昨年の11月に続きまして、京都市立小学校の生徒さんと京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験授業の第2回目、今年度最後の学校教育事業となります。
先週の3月10日(金)に、賀茂川を挟んですぐ近くに上賀茂神社がございます京都市立大宮小学校さんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは4年生の皆さんです。
コロナ対策の転換が少しずつ進みはじめておりますが、引き続きしっかりと感染防止を図るためホールをご用意いただき、空間を広く使いながら体験授業を進めることができました。先生方にはご理解とご協力をいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
体験では、扇子の成り立ちやその種類についてのお話から始まり、実際にその仕上げ方を体験していただきました。のりを付けずに行う“空差し”では、はじめの方に入った中骨が途中で抜けてしまって「あー!」と苦戦する子もたくさんいましたが、最後までできると「できたー!」と万歳して喜んだり、友だち同士で手伝ったりする姿も見られて、とても微笑ましいひと時でした。伝統工芸士の職人技も間近で見学していただき、その手際の速さと正確さをじっくりと観ていただけたかと思います。
大宮小学校の4年生の皆さん、先生方、貴重なお時間の中で体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
年度末ということで何かと慌ただしくなる時期でしたが、4年生最後の思い出に扇子作りを体験していただけたことが何よりうれしいです。早咲きの桜が咲きはじめて、いよいよ春がやってまいりました。一つ学年が上がる度に、見える景色・感じる景色が広がっていくことと思います。疑問や興味を持つ姿勢を忘れずに、益々学業に励まれますようお祈り申し上げます。また、春から夏にかけて今年も暑くなってまいりますので、ぜひ今回作った扇子で涼をとっていただき、扇子の風と共に体験授業の内容を思い出していただければ幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2022-11-11
令和4年11月12日(土)10:00~18:00(最終入場17:30)
13日(日)10:00~17:00(最終入場16:30)
全日 入場無料
京都市中京区御池通東洞院西北角にございます「しまだいギャラリー」におきまして、京都伝統工芸協議会・京都府中小企業団体中央会 共催の第19回「みやこの粋 京の技」展が開催されます。
京都の伝統産業のPRや販路開拓を図るため、各種伝統工芸品の展示・販売・実演会を開催します。
当組合からは、株式会社大西京扇堂・株式会社おく井・株式会社山武扇舗 の3社が出展致します。
どなたでもご入場いただけますので、伝統の技の数々をご覧に是非お立ち寄りください。
【しまだいギャラリー】沿革 : 慶長 13年(1608年)にただ今の地にて糸割符商として創業。江戸中期からは銘酒「嶋臺」を扱う酒問屋も兼業し、繁栄を続けました。
現存の建物は、明治 16 年(1883年)建築で、かっては東は東洞院通、西は車屋町通に及ぶ大規模なものであり、伝統的町家建築の頂点にたつものとされました。
【出展団体】13団体
京都府仏具協同組合、協同組合京都表装協会、京都漆器工芸協同組合、京都府陶磁器協同組合連合会、京都木工芸協同組合、京都扇子団扇商工協同組合、京都表具協同組合、京都府菓子工業組合、京都市伝統工芸連絡懇話会、京七宝協同組合、京都色紙短冊協同組合、京都美術象嵌組合、京都府象嵌振興会
<参考:京都伝統工芸協議会>
京都伝統工芸協議会は、22業種29業界・団体で構成されており、府内・首都圏における展示・販売会を開催するなど、京都の伝統産業の魅力を紹介しています。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2022-11-10
京の「匠」ふれあい事業
例年、京都市様よりご依頼をいただき開催しております、京都市立小学校の生徒さんと京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験授業の第1回目となります。
先週の11月4日(金)に京都市立七条小学校さんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは6年生の皆さんです。
コロナ禍という厳しい状況は未だ続いておりますが、体育館をご用意いただけたことで空間を広く使うなど感染防止対策に努めつつ、体験授業を進めることができました。先生方にご理解とご協力をいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
体験では、時間が少し限られていたこともあり、京扇子に関するお話が若干コンパクトになりましたが、皆さんしっかりと聞いて下さり、さすが6年生だなぁと感心致しました。伝統工芸士による実演を目の前にして、各工程をじっくりと見学する姿や、扇骨に熱を加えて曲げていく“ タメ ”の作業を見て、「すごーい!」と驚く表情が印象的でした。
七条小学校の6年生の皆さん、先生方、貴重なお時間の中で体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
お一人おひとりが思い思いの絵を描き、立派な京扇子へと仕上がりました。通常だと見られない職人の手による製造工程を体験・見学いただいたことで、その技術力の高さや扇子の仕組みなどを学んでいただけたかと思います。京扇子・京うちわに限らず、日本の伝統工芸品と呼ばれるものは、その歴史とともに職人の技術も継承され、今日へと続いています。今回の学びが、この先も様々な工芸品に出会う中で、どんな技術で作られているんだろうと興味を持っていただくきっかけとなりましたら幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合