令和5年12月23日 伝統的工芸品教育事業 京都市総合教育センター


UPDATE 2024-01-09

学生等に対する伝統的工芸品教育事業

例年、当組合青年部にて実施しておりました教育事業の一環となります。新型コロナ感染症の影響でここ数年は開催を見送っていましたが、今年度より再開することができました。

京都市小学校社会科教育研究会様の企画で、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会より御後援をいただいております。

四条河原町近くにございます京都市総合教育センターにて開催致しました。対象は京都市立小学校の4年生ということで抽選にて50名のご参加をいただきました。ご応募いただきました皆様、誠にありがとうございました。定員の都合上、抽選もれとなってしまった方々には大変申し訳ございません。またいつか別の機会に同じような体験をご提供できればと思います。

今回も普段から実施しております体験事業と同じ内容でスタートし、扇子の成り立ちやその種類・どういった使われ方をしてきたかなど、扇子にまつわるお話にしっかりと耳を傾ける子どもたちでした。ちなみに冬休みということで、ご同伴の保護者の皆様も後方にて体験を見守っていただきました。

体験の中身についても、京扇子の仕上げの工程を講師のサポートを受けつつ挑戦する子どもたちで、体験や実際の作業風景の見学を通じて扇子の作られ方や仕組みについてよく理解できたかと思います。また、投扇興の体験も実施して扇子を使ったお座敷遊びも楽しんでいただけました。

ご参加いただきました皆様、この度はありがとうございました。

暑い季節がやってまいりましたら、ぜひ今回仕上げていただきました扇子を使って涼を感じてみて下さい。お店で売られている職人さんの手だけで作られた扇子ではなく、自分の手も加わった特別な扇子であることや今回の体験内容を涼やかな風とともに思い出していただければ幸いです。

 

京都扇子団扇商工協同組合