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UPDATE 2024-11-11
KOUGEI EXPO IN ISHIKAWA(第41回伝統的工芸品月間国民会議全国大会)
工芸の底力・復興の翼 ~石川から未来につなぐ、日本の美技~
令和6年11月7日(木)・8日(金)の日程にて、京都扇子団扇伝統工芸士会が上記大会に参加致しました。
伝統的工芸品月間国民会議全国大会は、経済産業省が伝統的工芸品に対する国民の理解とその一層の普及を目指し、昭和59年から毎年11月を伝統的工芸品月間と定めて全国各地で開催しています。
今年度の第41回は、12年ぶりに石川県で開催されました。
各会場では石川をはじめ全国の伝統的工芸品が集結し、職人による製作実演のほか、 製作体験や展示販売を行われました。
ご参加されました伝統工芸士会の皆様、お疲れ様でございました。
なお、その全国大会の式典にて当組合の専務理事 高山弘樹 が令和6年度伝統的工芸品産業功労者等経済産業大臣表彰 奨励賞 を拝受しました。
【受賞者の高山より一言】
「はばかりながらこの度、大変名誉ある賞を拝受させていただきました。これもひとえに、伝統工芸士会・組合関係者の皆様の日頃からのお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。これからも微力ながら青年部や組合での活動を通して、京扇子京うちわ業界をはじめ伝統的工芸品の振興に尽力してまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 高山弘樹 拝」
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-10-26
令和6年11月16日(土)17日(日) みやこの粋 京の技展
京都の伝統産業のPRや販路開拓を図るため「しまだいギャラリー」において、第23回みやこの粋 京の技展(展示・販売・実演会)が開催されます。
長い歳月を経て培われてきた京都の工芸職人の技や工芸品の魅力を身近に感じてもらえるよう、京ならではの伝統工芸品を展示・販売・実演します。(京都伝統工芸協議会HP お知らせより抜粋)
第23回は、当組合から 株式会社おく井 が出展致します。
開催期間:令和6年11月16日(土)~17日(日)
会場:しまだいギャラリー(京都市中京区御池通東洞院西北角)
主催:京都伝統工芸協議会
共催:京都府中小企業団体中央会
後援:京都府、京都市、NHK京都放送局、京都新聞、KBS京都、エフエム京都
【入場無料】
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-10-25
令和6年10月22日(火)
滋賀県扇子工業協同組合 代表理事 多胡裕之 様をお迎えして、京都商工会議所様ご協力のもと、当組合の今年度第2回講習会を開催致しました。
「扇骨作りについて」というテーマで、扇骨作りの各工程の解説・一部体験・加工途中の材料の見学など、一つひとつ丁寧にお話を進めていただきました。
滋賀県で製造される扇骨は、京都の伝統的工芸品として『京扇子』という名称を掲げるために欠かすことのできない要素の一つになります。コロナ禍以降も材料の配分や資材の高騰、職人の減少など課題は尽きませんが、滋賀と京都が手を取り合いながら一歩ずつでも前に進んでいきたいと思います。
多胡様 講習にて貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。
引き続きまして、同会場にて滋賀県扇子工業協同組合の皆様が合流され、令和6年度京滋懇談会を開催致しました。滋賀県扇子工業協同組合の皆様、お忙しい中ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
コロナ禍以降、対面でのやり取りの機会が少しずつ戻り、顔をあわせて会話をする大切さを痛感する毎日です。これからもこういった交流を継続することで、様々な課題に取り組んでまいりたいと思います。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-09-20
京の「匠」ふれあい事業
京都市様より、例年ご依頼をいただき実施しております京都市立小学校の生徒の皆さんと京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業になります。
9月18日(水)に京都市立新町小学校さんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは4年生の皆さんです。扇子についてのお話からはじまり、大河ドラマで放映中の「光る君へ」を例に、平安時代の貴族たちの間では扇子に和歌をしたため相手に想いを伝えたことや、茶道での扇子の使われ方などをご紹介して、昔から人々にとって扇子は自分の想いや気持ちを表す道具として使われていたことなど、扇いで涼をとるだけのものではないことを学んでいただきました。
体験では、京扇子の最後の仕上げ「附け」の工程を体験していただき、一筋縄ではいかない作業に時間をかけた分、職人の実演を目の当たりにしたとき、そのスピードと正確さに「おー!すごい!」と実感されている姿が印象的でした。また、友だち同士で工程を手伝ったり、応援したりと互いを思いやる姿も拝見でき、たいへん素敵な時間でした。
新町小学校の4年生の皆さん、先生方、小学校生活の貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
今回の京扇子作りを通して、扇子には様々な種類や使われ方があることを学んでいただきました。今でも身の回りで必ず扇子は使われていますので、今回のお話を思い出しながら、ぜひ自分の目で発見してみて下さい。その発見とともに、扇子だけではなく様々な伝統工芸品が身の回りにあるということにも気付いていただければ何より幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-08-13
京の匠の技を知る!伝統工芸体験
京都伝統産業交流センター様から例年ご依頼をいただいております、京都市内の児童と京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業となります。
また今回は、『未来の担い手・使い手となる子どもたちのための伝統産業体験事業』という趣旨にご賛同いただきました一般財団法人三洋化成社会貢献財団様のご寄付のもと、臨済宗東福寺派大本山 東福寺様の 宗務本院大慧殿を会場にお借りして開催させていただきました。
当事業へ格別のご高配を賜りましたこと、改めまして厚く御礼申し上げます。
体験は8月3日(土)・4日(日)の午前・午後と2回ずつ、計4回を開催致しました。普段の体験事業では、あらかじめ扇面に絵を描いていただくのですが、今回は参加募集の範囲などの都合上、こちらでご用意致しました柄の中からお好きなものを一つお選びいただく内容となっております。
歴史を感じられる空間の中、児童の皆様や保護者の皆様にじっくりと体験を通して京扇子について学んでいただけたかと思います。
暑さの厳しい中、また貴重の夏休み期間というお時間の中、ご参加いただきまして誠にありがとうございました。扇子をあおいで涼を感じつつ、職人さんの手仕事の様子を思い返していただき、これからも様々な伝統工芸品に親しんでいただければ何より幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-07-29
公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団 『 第25回 能装束・能面展|継承の美 』
【日時】令和6年8月2日(金)~8月4日(日) 午前10時より午後6時まで(最終日は午後5時まで)
【会場】京都文化博物館6階
【紹介文】
財団所蔵の能装束・能面、小物、井上流京舞の扇などを展示いたします。
時代から時代へと継承されてきた装束・能面と諸資料を展示いたします。
また、ビデオ放映・パネル展示も行います。
期間中、観世流能楽師および能面制作の見市泰男氏が能装束と能面について解説いたします。
【特別講演】
令和6年8月3日(土)午前11時~
「能の扇」 講師:福井芳宏(有限会社十松屋福井扇舗 代表取締役)
≪主催≫ 公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団
≪後援≫ 京都文化博物館・NHK京都放送局・京都新聞
≪協力≫ 立命館大学アート・リサーチパーク
_______________________________________
当組合副理事長、福井芳宏氏が講師役として特別講演を行われます。
十松屋福井扇舗さんは、応永年間の時代より能楽扇調進を担っていたと伝えられ、今なおその伝統工芸の技を継承されております。能楽の世界に精通し歴史とともに蓄積されてきた見識のもと、皆様も「能の扇」の講演を通して能楽の世界をより深く味わっていただければ幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-05-15
第50期通常総会・令和5年度組合関係表彰を祝う会
令和6年5月14日(火) 京都 東急ホテルにて
京都扇子団扇商工協同組合 第50期通常総会を開催し、例年通りの対面形式で総会議事進行が執り行われました。
議長に伊藤友隆理事をお迎えし、予定しておりました各議案の承認を諮り、滞りなくご承認いただき閉会と至りました。
引き続き、令和5年度に伝統的工芸品業務功労者として【伝統的工芸品産業功労者等経済産業大臣表彰】を受賞されました髙嶋孝夫様をお祝いする会を開催致しました。
上記受賞につきましては、令和5年11月2日に岡山市(岡山芸術創造劇場ハレノワ)で開催されました「第40回伝統的工芸品月間国民会議全国大会記念式典」において表彰されました。伝統工芸業界の明るいニュースとして、組合全体で高嶋様のご受賞をお祝いさせていただきました。
今年度は組合の第50期という大きな節目となる総会に、高嶋様のご受賞お祝いという大変喜ばしいお席となりました。業界が抱える難題は山積しておりますが、組合員の皆様から幅広くお知恵を拝借し、組合全体で諸問題について取り組んでまいりたいと思います。
この度の総会・お祝いの会とお越しいただきましたご来賓の皆様、公私ともお忙しい中ご臨席賜りまして誠にありがとうございました。今後も京扇子・京うちわ業界にお力添えいただければ幸いです。
高嶋様におかれましては、これまでのご功績に改めて深謝申し上げます。これからも伝統工芸業界の振興と発展により一層のお力添えを賜りつつ、益々のご活躍を心から祈念申し上げます。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-04-15
今年で第3回となりました、京都扇子団扇商工協同組合によります『恋の日 扇の日フェア』を令和6年4月26日(金)から5月6日(月)まで開催致します。
平安王朝の時代、5月1日(旧暦4月1日)は宮中で『給扇の儀』が執り行われる日でした。
それは夏の到来に備え、帝から内侍に柳筥に納めた夏扇を賜るというものでした。
また日本文学の代表的 “恋” 物語として紫式部の『源氏物語』があり、愛し合う男女が互いの扇を贈り合い、将来を約束する文化が描かれております。
このような由来を元に、当組合にて平成2年に5月1日を「恋の日、扇子・うちわの日」として制定致しました。
大切な人へ扇子に気持ちを込めて贈りあう文化があることを皆様に広く知っていただこうという企画です。今年度もフェアの参加店舗にて、普段よりもお得に扇子をお買い求めいただけます。母の日に向けて、日頃の感謝の気持ちを扇子と共にお伝えされるのもおすすめです。
※フェアの期間・内容や対象商品などは各参加店舗で異なります。詳細は各参加店舗の店頭やホームページ・SNSなどにてご確認下さい。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-01-09
京の匠の技を知る!伝統工芸体験
先日より続きまして、京都市内の児童と京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業となります。
昨年の12月26日(火)にじゅらく児童館さんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは、じゅらく児童館へ通う児童の皆様です。また、児童館の先生方や一部保護者の方にもご参加いただきました。
扇子の成り立ちから歴史の流れとともに様々な扇子が生まれたこと、そしてその扇子は涼をとるだけでなく人の想いを表したり伝えたりする道具としても使われてきたことなど色々と学んでいただきました。地吹きや空差しの体験では、18本の仲骨を1本1本慎重に穴へ差し込みながら途中で全部抜けてしまったり、扇骨が折れてしまったりと苦戦もしつつ…子どもたちだけでなくご参加いただいた先生方や保護者の方も扇子作りを通して、職人の技量の高さを実感していただけたかと思います。また、投扇興の体験も行い、回数を重ねるごとに扇子の投げ方が上手になっていく子どもたちで、皆で盛り上がるひと時でした。
じゅらく児童館の児童の皆様・保護者の方々、先生方、体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
今回は京都の伝統工芸品として京扇子について学んでいただきました。ただ京都には京扇子の他にも様々な伝統工芸品がございます。さらには日本各地にもそれぞれの地域を代表する伝統工芸品がございます。京扇子作りを通して学んだ職人さんの手仕事と同様に、様々な機会を通じて日本の伝統工芸品に興味を持っていただき、そこにキラリと光る職人技を見つけていただければ何よりうれしく思います。
京都扇子団扇商工協同組合
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UPDATE 2024-01-09
学生等に対する伝統的工芸品教育事業
例年、当組合青年部にて実施しておりました教育事業の一環となります。新型コロナ感染症の影響でここ数年は開催を見送っていましたが、今年度より再開することができました。
京都市小学校社会科教育研究会様の企画で、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会より御後援をいただいております。
四条河原町近くにございます京都市総合教育センターにて開催致しました。対象は京都市立小学校の4年生ということで抽選にて50名のご参加をいただきました。ご応募いただきました皆様、誠にありがとうございました。定員の都合上、抽選もれとなってしまった方々には大変申し訳ございません。またいつか別の機会に同じような体験をご提供できればと思います。
今回も普段から実施しております体験事業と同じ内容でスタートし、扇子の成り立ちやその種類・どういった使われ方をしてきたかなど、扇子にまつわるお話にしっかりと耳を傾ける子どもたちでした。ちなみに冬休みということで、ご同伴の保護者の皆様も後方にて体験を見守っていただきました。
体験の中身についても、京扇子の仕上げの工程を講師のサポートを受けつつ挑戦する子どもたちで、体験や実際の作業風景の見学を通じて扇子の作られ方や仕組みについてよく理解できたかと思います。また、投扇興の体験も実施して扇子を使ったお座敷遊びも楽しんでいただけました。
ご参加いただきました皆様、この度はありがとうございました。
暑い季節がやってまいりましたら、ぜひ今回仕上げていただきました扇子を使って涼を感じてみて下さい。お店で売られている職人さんの手だけで作られた扇子ではなく、自分の手も加わった特別な扇子であることや今回の体験内容を涼やかな風とともに思い出していただければ幸いです。
京都扇子団扇商工協同組合