京の匠の技を知る!伝統工芸体験
先日より続きまして、京都市内の児童と京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業となります。
昨年の12月26日(火)にじゅらく児童館さんへ訪問させていただきました。
今回体験していただいたのは、じゅらく児童館へ通う児童の皆様です。また、児童館の先生方や一部保護者の方にもご参加いただきました。
扇子の成り立ちから歴史の流れとともに様々な扇子が生まれたこと、そしてその扇子は涼をとるだけでなく人の想いを表したり伝えたりする道具としても使われてきたことなど色々と学んでいただきました。地吹きや空差しの体験では、18本の仲骨を1本1本慎重に穴へ差し込みながら途中で全部抜けてしまったり、扇骨が折れてしまったりと苦戦もしつつ…子どもたちだけでなくご参加いただいた先生方や保護者の方も扇子作りを通して、職人の技量の高さを実感していただけたかと思います。また、投扇興の体験も行い、回数を重ねるごとに扇子の投げ方が上手になっていく子どもたちで、皆で盛り上がるひと時でした。
じゅらく児童館の児童の皆様・保護者の方々、先生方、体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。
今回は京都の伝統工芸品として京扇子について学んでいただきました。ただ京都には京扇子の他にも様々な伝統工芸品がございます。さらには日本各地にもそれぞれの地域を代表する伝統工芸品がございます。京扇子作りを通して学んだ職人さんの手仕事と同様に、様々な機会を通じて日本の伝統工芸品に興味を持っていただき、そこにキラリと光る職人技を見つけていただければ何よりうれしく思います。
京都扇子団扇商工協同組合