令和5年12月26日 京の匠の技を知る!伝統工芸体験 じゅらく児童館さん訪問

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UPDATE 2024-01-09

京の匠の技を知る!伝統工芸体験

先日より続きまして、京都市内の児童と京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験事業となります。

昨年の12月26日(火)にじゅらく児童館さんへ訪問させていただきました。

今回体験していただいたのは、じゅらく児童館へ通う児童の皆様です。また、児童館の先生方や一部保護者の方にもご参加いただきました。
扇子の成り立ちから歴史の流れとともに様々な扇子が生まれたこと、そしてその扇子は涼をとるだけでなく人の想いを表したり伝えたりする道具としても使われてきたことなど色々と学んでいただきました。地吹きや空差しの体験では、18本の仲骨を1本1本慎重に穴へ差し込みながら途中で全部抜けてしまったり、扇骨が折れてしまったりと苦戦もしつつ…子どもたちだけでなくご参加いただいた先生方や保護者の方も扇子作りを通して、職人の技量の高さを実感していただけたかと思います。また、投扇興の体験も行い、回数を重ねるごとに扇子の投げ方が上手になっていく子どもたちで、皆で盛り上がるひと時でした。

じゅらく児童館の児童の皆様・保護者の方々、先生方、体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。

今回は京都の伝統工芸品として京扇子について学んでいただきました。ただ京都には京扇子の他にも様々な伝統工芸品がございます。さらには日本各地にもそれぞれの地域を代表する伝統工芸品がございます。京扇子作りを通して学んだ職人さんの手仕事と同様に、様々な機会を通じて日本の伝統工芸品に興味を持っていただき、そこにキラリと光る職人技を見つけていただければ何よりうれしく思います。

 

京都扇子団扇商工協同組合

 

令和5年12月23日 伝統的工芸品教育事業 京都市総合教育センター

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UPDATE 2024-01-09

学生等に対する伝統的工芸品教育事業

例年、当組合青年部にて実施しておりました教育事業の一環となります。新型コロナ感染症の影響でここ数年は開催を見送っていましたが、今年度より再開することができました。

京都市小学校社会科教育研究会様の企画で、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会より御後援をいただいております。

四条河原町近くにございます京都市総合教育センターにて開催致しました。対象は京都市立小学校の4年生ということで抽選にて50名のご参加をいただきました。ご応募いただきました皆様、誠にありがとうございました。定員の都合上、抽選もれとなってしまった方々には大変申し訳ございません。またいつか別の機会に同じような体験をご提供できればと思います。

今回も普段から実施しております体験事業と同じ内容でスタートし、扇子の成り立ちやその種類・どういった使われ方をしてきたかなど、扇子にまつわるお話にしっかりと耳を傾ける子どもたちでした。ちなみに冬休みということで、ご同伴の保護者の皆様も後方にて体験を見守っていただきました。

体験の中身についても、京扇子の仕上げの工程を講師のサポートを受けつつ挑戦する子どもたちで、体験や実際の作業風景の見学を通じて扇子の作られ方や仕組みについてよく理解できたかと思います。また、投扇興の体験も実施して扇子を使ったお座敷遊びも楽しんでいただけました。

ご参加いただきました皆様、この度はありがとうございました。

暑い季節がやってまいりましたら、ぜひ今回仕上げていただきました扇子を使って涼を感じてみて下さい。お店で売られている職人さんの手だけで作られた扇子ではなく、自分の手も加わった特別な扇子であることや今回の体験内容を涼やかな風とともに思い出していただければ幸いです。

 

京都扇子団扇商工協同組合