令和3年10月22日 京の「匠」ふれあい事業 京都市立北醍醐小学校さん訪問


UPDATE 2021-10-26

京の「匠」ふれあい事業

今年度2回目の京都市立小学校の生徒さんと京都の伝統産業に携わる伝統工芸士との伝統工芸体験授業になります。

先週の10月22日(金)、京都市立北醍醐小学校さんへ訪問させていただきました。

今回体験していただいたのは3年生と5年生の皆さんです。
秋晴れの下、コスモスが鮮やかに咲いている体育館にて準備をさせていただき、3年生のクラスからスタートしました。京扇子の歴史や成り立ちについてお聴きいただき、製作体験へ。
難度の高い扇面紙に扇骨を差し込む工程では、実際に職人さんと同じ方法でがんばって挑戦する生徒さんや1本ずつ慎重に差し込んでいく生徒さんもいて、それぞれの一所懸命な姿を応援しつつサポートさせていただきました。
3時間目からは5年生のクラスへと変わり、同じ内容でお話から体験へと授業を進めました。
3年生同様に集中する5年生の皆さん。手仕事の難しさを体験してもらった上で、伝統工芸士の職人技を間近で見てもらうことで、その速さと正確さから職人の“深さ”を感じていただけたことと思います。また逆に、授業の感想をタブレットパソコンで入力されていたのを見て、高学年の学習環境のデジタル化に感嘆いたしました。

北醍醐小学校の3年生・5年生の皆さん、先生方、貴重な学校生活のお時間の中で体験授業をお受けいただき、ありがとうございました。

これから秋がさらに深まり冬へと移ってまいります。なかなか扇子の出番は少ないことと思いますが、“ 世界に1本 ”のオリジナル京扇子ですので、どうぞ大切にお持ち下さい。また暑い夏の季節が巡ってきましたら、あおいで涼をとりつつ今回の体験授業を思い出すことで、身近に伝統工芸を感じていただけると幸いです。

 

京都扇子団扇商工協同組合